見番と置屋とは?
置屋は芸妓の所属事務所のような役割をします。女将は「お母さん」と呼ばれ、所属芸妓を育成します。その置屋を取り
まとめ、全体のお稽古場兼総合事務所としての役割を担うのが見番。
箱根には湯本見番があり、当置屋の杏(あんず)お母さんも、見番の広報担当理事を担っています。
ご宴会の流れ
1、お座敷に呼ぶ
旅館またはホテルにて、お約束の時間より宴会が始まります(通常18時頃)。芸者衆は宴会場前でお客様をお待ちします。
お客様が着座し乾杯後、宴席に入ることが一般的です。
2、ご挨拶
まずはお客様へご挨拶。お客様に向かって一列に並んで座り、一番上のお姉さんがご挨拶します。芸者衆はその後、お客様の前に座ってお酌をし、会話を楽しみながら和やかに宴会を進めていきます。
3、お座付き
座敷で唄や踊りを行うことをお座敷をつける=「お座付き」と呼びます。お座付きは、お食事や宴会の雰囲気を見て披露しています。初めての方でも楽しめるお座敷遊びなど、お客様のご希望に沿って宴席を盛り上げます。
4、中締め
会の終了前に行う中締めは、多くは2時間ほどで行います。芸者衆はお客様と共に「三三七拍子」や「一本締め」を行い、一礼して下がります。
5、その後…
二次会は旅館のクラブやカラオケBOXで歌を唄ったり、お部屋に入ってお遊びの続きを楽しむなど様々です。静かに飲みたいお客様と外のスナックに行くなどの楽しみ方もあります。